安倍元首相銃撃事件から1年 当時台湾・台北で見た光景
安倍元首相銃撃事件から1年 当時台湾・台北で見た光景
1年前の2022年7月8日、台北から台湾の離島「馬祖」へ向かうため台北松山空港で機内に乗り込んだ後、日本から信じられない知らせが入ってきました。それは、安倍晋三元首相が奈良で参院選の街頭演説中に何者かにより銃撃されたというもの。その後、飛行機は離陸ししばらくの間、新しい情報を収集出来ない状況となりもどかしい気持ちで過ごしていたことを今でも覚えています。馬祖へ到着後、さっそく情報を確認しますと、安倍晋三元首相が心肺停止の状態で治療が続けられている事を知りました。残念ながら、同日中にお亡くなりになり、台湾のテレビのニュース番組では絶えず事件について報道をされていました。台湾では安倍元首相は親台派として知られており、台湾産パイナップルが中国で輸入規制を受けた際に安倍元首相が自身のSNSで台湾産パイナップルをアピール、台湾へのワクチン提供に貢献したことも多くの台湾人から感謝をされています。その為、台湾でも事件に対する衝撃は大きく、SNS上でも安倍晋三元首相を追悼するメッセージが数多く投稿されました。台北の日本台湾交流協会には、献花台とメッセージボードが設置され、多くの台湾人が花を手向け、心温まるメッセージを寄せてくださいました。台湾の蔡英文総統は事件から1年を迎える7月8日、自身のTwitterにて「安倍元首相が台湾のために多大な貢献をされたことについて、私は改めて感謝申し上げます。」と語り、安倍元首相の生前の日台関係発展の取り組みに対して感謝に言葉を述べられています。私も安倍元首相の意志を引き続き、夜景と台湾に関わる者として、夜景を通じて日本と台湾の架け橋となる活動に取り組んで行きます。
ライター情報
配信情報
| 配信日 |
2023年07月08日 22:35 |
| 更新日 |
2023年07月08日 23:20 |
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