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Kアリーナ横浜 特別内覧会レポート|普段は入れない裏側に潜入

Kアリーナ横浜 特別内覧会レポート|普段は入れない裏側に潜入

 Kアリーナ横浜(神奈川県横浜市)の公式有料会員組織「Kアリーナクラブ」が、会員限定の特別内覧会を2026年3月31日に開催しました。普段は立ち入れないVIPエリアや楽屋・ステージ裏を巡るバックヤードツアーで、同会場が音楽専用施設として追求してきた設計思想に触れる機会となりました。

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 この内覧会は、米国音楽業界誌「Pollstar」が発表したアリーナ部門の年間観客動員数で世界1位を記録したことを記念して企画されたものです。抽選で選ばれた会員50人が参加し、2グループに分かれてツアーに臨みました。

受付・集合はVIPラウンジで

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 集合場所はVIPラウンジです。ゴールドと深みのあるバーガンディカラーで統一された内装は、ラグジュアリーホテルのそれに近い雰囲気があります。大理石のフロア、金箔を思わせる装飾パネル、存在感のある彫刻オブジェが迎えるこの空間は、ドラマやCMのロケにも使われているとのことでした。

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 ラウンジ内はゴールドモザイクタイルのバーカウンターを中心に、赤いソファや窓際のウィングチェアが配置されており、窓越しにみなとみらいの夜景が広がります。

館内を歩く——楽屋・ステージ裏・アリーナに潜入

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 ツアーではVIPエリア、アーティストが使用する楽屋、ステージ裏などが紹介されました。ステージ高さは180〜210cmの可動式で、控室は11室を備えています。ステージ裏には猿田彦神社の御守りが神棚に飾られており、公演ごとに積み重なる記憶が感じられました。

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 エントランスからアリーナへ向かう動線は赤を基調としたコンコースで、壁面には大きくK-Arenaのロゴが描かれています。レベルごとに色づかいが変わり、移動するだけで施設のスケールが伝わってきます。

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 ステージ側から客席全体を見渡すと、その規模に改めて圧倒されます。天井には無数のトラス・照明リグが張り巡らされており、アリーナ席・固定席・バルコニーシートが幾重にも重なっています。

こだわりの音響設備——200台のスピーカーと吸音設計

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 スタッフからは音響設備についての説明がありました。会場内には約200台のスピーカーが設置されており、天井の大量の吸音材によって音の反響と遅延を抑えています。これにより大会場特有の音のばらつきや時間差がなく、どの席でも均一な音質で聴けるとのことです。この評価は観客だけでなくアーティスト側からも高いと話していました。

 私自身、こけら落としを含めゆずのライブで5回訪れており、アリーナ席・3レベル・5レベル・7レベルとそれぞれ異なる席で聴いてきました。どこにいても音の伝わり方に差を感じなかった経験がありますが、今回改めて設計の背景を聞き、その理由を理解することができました。

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 5レベルにあるバルコニーシートは会場のほぼ中心に位置し、スタッフから音のバランスが特に均等に聴こえる場所として紹介されました。ファブリック素材の座席は木製の肘掛けと広い前席スペースを備え、映画館のような座り心地です。Kアリーナクラブ会員はこのバルコニーシートを優先的に確保できます。

最上階「Arena Bar 7」で軽食

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 ツアーの締めくくりには、最上階のラウンジバー「Arena Bar 7」で軽食とドリンクが提供されました。

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 夜景を眺めながらのチーズとクラッカー、グラスを傾けながら横浜の夜景を一望するこの時間は、公演のあとに味わいたい特別感があります。このバーは公演後や平日営業日にはチケットなしで利用でき、一般営業日はArena Bar 7のInstagramで確認できます。

 この場では、担当者より、今後のビジョンについての話がありました。会員向けの特典充実・館内サービスの向上・近隣店舗との連携割引などを検討しているとのことです。またバルコニーシートを会員が確実に確保できる仕組みも将来的な目標として挙げられ、Kアリーナの音響の強みをより発信していきたいという意向も示されました。

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 Kアリーナ横浜のロゴをあしらったレコード型コースターとクリアファイルが参加者全員に配られました。開業から2年で観客動員数世界1位を達成したKアリーナ横浜が、次に目指すのは音響や空間の価値を会員とともに深めていくことのようです。今回のツアーを通じて見えてきたのは、ハードとしての施設の完成度だけでなく、それを支えるスタッフの姿勢と、会員との関係をより丁寧に築こうとする運営側の意識でした。今後のKアリーナ横浜の展開に期待が高まりました。なお、特別内覧会の第2回は2026年4月27日(月)に予定されています。

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ライター情報

MIKI

MIKI

ホテル夜景ガイド

横浜や東京を拠点に活動するカメラマン&ライター。EOS R6 Mark IIをメイン機に、ホテルや観光スポット、夜景など幅広いシーンを精力的に取材・撮影している。繊細な光の表現を得意とし、ピンクリボンかながわフォトコンテスト(2025年)では企業賞を受賞。自身のInstagramでも積極的に作品を発信中。

対応可能な仕事

ホテル・グルメ・スポットレポート、執筆、撮影

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配信情報

配信日 2026年04月26日 22:23
更新日 2026年04月27日 12:12

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