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夜景写真家が「INSTAX Pal」を連れて取材へ!ミニ可愛いチェキの作例

INSTAX Palとは

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 2023年10月5日に富士フイルムより発売された「INSTAX Pal」。INSTAX史上最少サイズのチェキシリーズということで話題となりました。チェキと言えばその場でプリントできる機能が特徴的ですが、「INSTAX Pal」にはプリント機能も画面も搭載されていません。そんなINSTAX Palの特徴や使い方、数ヶ月使った感想をご紹介いたします!

仕様

 INSTAX Palの仕様は以下の通りです。

撮像素子 1/5型CMOS原色フィルター
記録画素数 2560×1920ピクセル
記録メディア 内蔵メモリー
microSD/microSDHCメモリーカード(別売)
記録枚数 内蔵メモリー約50枚 microSD/microSDHCメモリーカード1GBあたり約850枚
アプリ未接続時撮影上限枚数 50枚
記録方式 JPEG
焦点距離 f=16.25mm(35mm film換算)
絞り F2.2
オートフォーカス なし(単焦点)
撮影可能距離 19.4cm~∞
シャッタースピード 1/4秒~1/8000秒(自動切換え)
撮影感度 ISO100~1600(自動切換え)
露出制御 プログラムAE
露出補正 -2.0EV~+2.0EV(1/3EVステップ)
測光方式 TTL256分割測光、マルチ測光
ホワイトバランス オート
フラッシュ Auto Flash/強制発光/発光禁止
撮影可能範囲約60cm~1.5m
セルフタイマー 約10秒/約2秒
ズーム 固定

同封品

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 付属品は説明書、リングアクセサリ、充電ケーブルです。

デザイン

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 デザインを見ていきましょう。丸っこい姿のINSTAX Pal。重量は約41gとスマホよりも圧倒的に軽いです。

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 側面にmicroSDのスロットがあります。内蔵メモリーに保存できる写真は約50枚ですが、microSDを利用することで枚数を気にせず撮影を楽しめます。

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 背面にシャッターボタンがあります。USB Type C端子は充電専用です。最近のカメラはUSB Type Cで充電できるようになり便利ですね。

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 上にあるのは電源ボタン。長押しで電源が入ります。

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 同封されているリングアクセサリを使うと、このように撮影スタンドとして利用できます。

専用ケース

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 別売の専用ケースを装着するとこのような姿になります。シリコン素材です。

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 レンズキャップを外した様子。私はケースを装着していない本来の姿の方が好みなので、ケース装着数日後に外しました。ただ、レンズ向きだしになるので傷が付かないように気をつけます。

アプリで設定

 INSTAX Pal単体でも撮影できますが、細かい設定は専用アプリで行います。また、アプリを使用することで撮影の幅が広がります。

名前変更

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 INSTAX Palとアプリを接続すると、INSTAX Palの設定を変更することができます。INSTAX Palに名前を付けると愛着がわきます。アプリ上ではバッテリーの充電の状況を確認できる他、撮影枚数の応じて上昇するなかよし度をチェックできます。

撮影設定

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 INSTAX Pal単体では設定できない撮影設定をアプリ上から行うことができます。フラッシュのOFF、ON。露出設定は基本的には「±0」で問題ありませんが、必要に応じて調整しましょう。

ギャラリー

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 INSTAX Palで撮影した写真はアプリ上で確認できます。アプリ上で画像を補正したり、ダウンロードしてスマホに保存することもできます。

リモート撮影

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 INSTAX Pal単体で撮影できますが、アプリを使用することでスマホ画面を見ながらリモート撮影ができます。撮影フォーマットは「INSTAX mini」「INSTAX SQUARE」「INSTAX WIDE」の3種類から選べます。エフェクト変更やフラッシュのOFF・ON、セルフタイマーの切り替えも行えます。

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 リモート撮影をしてみました。スマホ画面を確認しながら構図を決められます。

作例

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 夜景のシーンでINSTAX Palを活用してみました。みなとみらいの夜景を撮影。露出オーバー気味になることがあったので、必要に応じて露出設定を「±0」から「-1」に調整しました。

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 夜の撮影ではノイズが目立ちますが、それも愛嬌です。近い被写体は細部まで写せていますが、遠景の細部の表現は難しい印象です。

プリント

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 INSTAX Pal単体ではプリントはできませんが、INSTAX"チェキ"プリンターやINSTAX mini Evoなどプリント機能が搭載されたチェキと連動させることでプリントができます。今回はINSTAX mini Evoを使いました。そして、mini Evoアプリを選択します。

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 INSTAX Pal上のギャラリーからプリントする写真を表示させて「PRINT」を選択します。

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 mini Evoアプリ画面に切り替わるので「プリント」を選択。

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 「ジー♪」とフィルムが出てきます。

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 プリントできました。スマホに保存しておくのも良いですが、チェキと言えばやはりプリントですね。

夜景写真家が思うINSTAX Palとは?

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 ディスプレイもプリント機能も搭載されていない新しいタイプのチェキシリーズ「INSTAX Pal」。おそらく「いままでのチェキの方がプリント出来て便利」「スマホの方が綺麗に撮れる」といった声が挙がることが想像されます。「便利さ」や「画質」を重視する方にはINSTAX Palは対象ではないと考えます。INSTAX Palでどのように撮影を楽しむか?それを考えながら撮影するのも楽しいのではないかと思います。私は、INSTAX Palは可愛い見た目なのでアクセサリー感覚で、そして撮影すればするほどなかよし度がアップする、たまごっちの様な感覚を覚えました。一眼カメラもスマホカメラも高画質、高機能時代だからこそ、INSTAX Palが見る夜景というのもどこか懐かしい光景に感じました。

夜景FANマガジン

ライター情報

ライター名 夜景写真家 中村勇太
プロフィール 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。
ライターWebサイト 夜景写真家 中村勇太公式サイト
夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太
SNSアカウント

X(Twitter): @yakeifan_naka

Instagram: yakeifan_nakamura

配信情報

配信日 2024年01月22日 13:58
更新日 2024年01月22日 21:11

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