2026年5月31日(日)の夜、今月2回目の満月「ブルームーン」を横浜市内から撮影しました。天候にも恵まれ、よく見える夜となりましたので、使用した機材・設定・撮影のポイントをまとめます。
今夜の月は、1か月に2回訪れる満月「ブルームーン」の2回目にあたります。今月1回目の満月は2日(土)でしたが、今夜の満月は天文上17時45分に迎え、月の出は東京で19時5分頃でした。
さらに今回は「マイクロムーン」でもあります。月の軌道は楕円形のため地球との距離は常に変化しており、今回は地球から遠い位置付近での満月となりました。地心距離は約40万6000キロメートル、視直径は約29分25秒角で、12月のスーパームーンと比べると視直径で約12パーセント小さい月です。
今回の撮影に使用した機材は以下の通りです。
カメラ: CANON EOS R6 Mark II
マウントアダプター: EF-EOS R
レンズ: EF100-400mm F4.5-5.6 L IS USM
テレコンバーター: ×2(実質焦点距離800mm相当)
撮影スタイル: 手持ち撮影
EOS R6 Mark IIはRFマウントのカメラですが、マウントアダプター「EF-EOS R」を使用することでEFレンズをそのまま装着できます。オートフォーカスや手ブレ補正といったレンズの機能も維持されるため、既存のEFレンズ資産を活かしながらミラーレスで撮影できるのがポイントです。EF100-400mmにテレコン×2を装着することで、焦点距離は800mmとなります。月の撮影では焦点距離が長いほど月を大きく写すことができますが、手持ちでの撮影難度は上がります。
今回の撮影設定は以下の通りです。
| 撮影モード | マニュアル(M) |
| ISO感度 | 400 |
| 絞り | f/11 |
| シャッタースピード | 1/800秒 |
| 焦点距離 | 800mm(テレコン×2使用) |
月の撮影では、オートやプログラムモードはあまり向きません。月は夜空の中で非常に明るい被写体であるため、カメラが周囲の暗い空に引っ張られて露出を過剰に上げてしまい、月面が白飛びしやすくなります。マニュアルモードで露出を自分でコントロールするのが基本です。
手持ちで800mmという超望遠域を使う場合、手ブレを防ぐには高速なシャッタースピードが必要です。一般的に「1/焦点距離秒」以上が手ブレの目安とされますが、800mmであれば1/800秒以上が目安となります。今回はちょうど1/800秒で撮影しています。月は地球の自転によって視野内を移動していくため、長時間露光など極端にシャッタースピードが遅いと解像感が低下することがあります。
横浜市内という都市部からの撮影でしたが、夜空のコンディションに恵まれ、丸い月をよく見ることができました。超望遠の手持ち撮影はブレとの戦いですが、高速シャッターと手ブレ補正を活かすことで、月面のクレーターまでしっかりと捉えることができます。次回の満月は6月30日(火)です。梅雨の時期と重なりますが、晴れ間が出た際にはぜひ撮影に挑戦してみてください。
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夜景写真家/夜景ジャーナリスト日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。
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| 配信日 | 2026年06月01日 00:22 |
| 更新日 | 2026年06月01日 01:18 |
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