正月と言えば1月1日ですが、台湾など中華圏では旧暦の正月をお祝いします。これを春節と呼びます。春節前後も連休となり多くの会社やお店が休みとなります。
「では、台湾では西暦の新年をお祝いしないのか?」と疑問を持たれる方もいるかもしれませんが西暦の新年もお祝い事はあります。例えば、台北のシンボル「台北101」では毎年、年越しのタイミングで盛大な花火が打ち上がります。
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2024年の春節は2月10日です。2月8日から2月14日まで休日となります。合計7日連休で、2024年の台湾で最も長い連休となります。
日にち | 休み・祝日内容 |
2月8日(木) | 休み |
2月9日(金) | 旧暦大晦日 |
2月10日(土) | 春節(旧正月) |
2月11日(日) | 春節(初二) |
2月12日(月) | 春節(初三) |
2月13日(火) | 春節(初四) |
2月14日(水) | 春節(初五) |
例年、旧正月の時期はGoogleの検索ページで「旧正月」「春節」などのキーワードを入力して検索を行うと、検索結果ページ上に花火打ち上げのアニメーションが表示されます。2022年は寅年ということで寅(虎)デザイン、2023年は兔年ということで兔(うさぎ)デザインの花火も登場。次回の旧正月の時期も是非試してみてください!
日本での新年の挨拶は「明けましておめでとう」ですね。台湾でも正月には同じ意味の言葉が使われます。それが「新年快樂(シンニィェンクァィラ)」です。他にも「恭喜發財(お金持ちになれますように)」という金運を願う言葉もあります。また、恭喜發財と併せて「紅包拿来(ホンパオナアライ)」という言葉も使われます。「お年玉ちょうだい」という意味で、これは大人が使う場合冗談交じりの意味となります。台湾人の方との会話の際に利用してみてはいかがでしょうか?
中国語 | 中国語(読み方) | 日本語 |
新年快樂 | シンニィェンクァィラ | 明けましておめでとう |
恭喜發財 | ゴンシーファーツァイ | お金持ちになれますように |
紅包拿来 | ホンパオナアライ | お年玉ちょうだい |
台湾では旧正月やお祝い事の際に爆竹を鳴らす文化があります。これは激しい音により悪を追い払い、神様を迎えるためです。街のいたるところから爆竹が弾ける激しい音が聞こえるため、聞き慣れていない方にとってはびっくりするかもしれません。ここで紹介している爆竹の動画は親戚が経営するクレーン会社で行われたものです。クレーンに爆竹をぶら下げて、空に向かって弾けるように爆竹を鳴らしました。
台湾の玄関でよく見かける春聯。縁起が良いとされ、毎年大晦日に貼り替えます。貼る場所は玄関の扉を囲む様に左右と上。春聯は街中の雑貨屋さんや、台北の迪化街等で購入できます。
お年玉は中国語で「紅包(ホンバオ)」と言います。日本と同様に台湾でもお年玉をあげる文化があります。紅包を包むのは紅包袋。ただ、日本とは文化がちょっと違います。日本だと親や親戚が子供にお年玉をあげます。台湾では親から子供にあげるだけでなく、働いている成人は親へ、上司が部下へ、など大人が大人に渡すことがあります。
台湾でもお年玉に包むお金の金額は決まっていません。ただ相場はありますのでご案内いたします。あくまでも目安なので、迷った際の参考にしてください。
対象 | 相場 |
祖父母 | 3600元~ |
父母 | 6000元~ |
子供 | 600元~ |
知人の子供 | 300元~ |
台湾にもお正月に食べる定番の料理があります。からすみ、タケノコ料理、スープなど。壺に入った「佛跳牆」と呼ばれる料理がありナマコ、フカヒレ、アワビなど高級食材が詰まっています。写真中央下にあるのは豚をじっくり煮込んで味がしっかりと染みこんだ「紅燒蹄膀」。豚の角煮の様な料理です。
左下にある緑の野菜は芥菜(からしな)で、長寿の縁起物とされています。その上にある魚料理は「酥炸白鯧魚」で繁栄の縁起があるとされています。
台湾ではこのような料理を自宅で家族揃って食べます。
台湾でもお正月は初詣をする習慣があります。家族揃ってお寺で参拝をするのが定番です。ここでは、夜景も楽しめるお寺をご紹介いたします!
住所 | 台北市北投區知行路360號 地図はコチラ |
住所 | 台北市內湖區碧山路24號 地図はコチラ |
住所 | 台北市大同區哈密街61號 地図はコチラ |
住所 | 新北市中和区興南路二段399巷 地図はコチラ |
住所 | 高雄市三民區河北二路134號 地図はコチラ |
春節の台湾では関連イベントも開催されます。夜景FANでは春節も楽しめる台湾夜景も配信していきます!随時更新をしていきます。
※写真は昨年のもの
台北で有名なのが迪化街で行われる年貨大街。開催期間中、通り沿いには春節関連の商品を取り扱う出店がズラリと並びます。メインの入口は迪化街の南側、丁度迪化街と南京西路がぶつかるところにあります。通りに吊された提灯は夜になると点灯してノスタルジックな雰囲気を演出します。
住所 | 台北市大同區迪化街一段 地図はコチラ |
ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
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夜景写真家 中村勇太公式サイト 夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太 |
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配信日 | 2024年01月22日 14:32 |
更新日 | 2024年01月22日 16:19 |