東京はかつて江戸と呼ばれ、日本の中心都市となってから約400年の歴史があります。そんな東京の昔の姿を想像できますでしょうか?今回は、東京の昔の様子や発展の歴史を学べる人気スポット「江戸東京博物館」をご紹介します!
両国駅を降りると、一際大きな建物が目に留まります。ここは、江戸東京博物館。その名の通り、江戸と東京に関する展示物を鑑賞できる博物館です。博物館への入り口はチューブ型のロングエスカレーターとなっており、館内へ吸い込まれていきます。
館内に入ると、大きな橋が姿を現します。これは江戸時代当時の日本橋。当時の大きさで再現した復元模型で、江戸東京博物館の顔となる存在で、その大きさには圧倒されます!
日本橋を渡ると、江戸ゾーンへ突入し江戸時代のスタートです。江戸の街を再現した巨大模型では、当時存在した江戸城の天守閣や商店、住居の雰囲気を一望できます。建物だけでなく、街の中にいる人々の着物や表情など細部まで再現されており、備え付けの双眼鏡でじっくりと鑑賞してみてください!
江戸時代の生活を実物大で再現したエリアでは、大工、寺子屋、出産風景など江戸庶民の生活や仕事の様子を知ることができます。建物や室内の道具まで、当時使われていた物が精巧に作られておりとてもリアルで、当時にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができます。
当時の食文化についても触れることができます。こちらは江戸前寿司。一見、現在と寿司と見た目は変わらないように見えますが、大きさは現在の約2~3倍とかなりボリュームがあります。ご飯の色は赤く味が付いているので、醤油なしで食べられます。
明治時代からは江戸は東京と呼ばれるようになります。西洋の文化の流入が加速し近代的な街へ姿を変えます。当時の街の様子を描く絵や写真が展示してあり、当日の街の様子を見ることができます。特にインパクトがあるのが「凌雲閣」という当時の日本では珍しかった高層建造物の模型です。実際の高さは52mで、東京を一望できる人気スポットでした。関東大震災の際に崩れてしまい、残念ながら現存はしませんが、ここでは細部まで再現された凌雲閣を目にすることができ必見ですよ!
昭和の戦争では、東京の街も攻撃を受けるようになります。戦争の影響で暮らしが一変した部屋の様子を見ることができます。窓には、ガラスが飛び散らないようにテープが貼られ、ヘルメットや軍艦のおもちゃが並んでおり、緊迫した生活の雰囲気が感じられます。他にも、戦時中ならではの知恵が詰まっているので、その知恵に注目しながら鑑賞するとより楽しむことができます!
東京大空襲により焼け野原となった東京ですが、戦後に奇跡的な高度成長を果たします。当時ブームとなった団地の部屋の様子が再現されています。人々の憧れであった「三種の神器」と呼ばれる白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫もこの展示の中にありまます。
東京の生活や文化を1960年代から2000年までを順番に紹介しているブースがあります。娯楽、衣服、食事などが半世紀で劇的に変化していく様子が一目でわかります。懐かしい物がずらりと並んでおり、当時を懐かしむ人々で盛り上がっています。 江戸から現代の東京までの移り変わりを学びながら楽しめる江戸東京博物館。日本の文化や歴史に興味がある方は必見です。2022年4月1日以降、長期の閉館となるため訪れるなら今がチャンスです!
スポット名 | 江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん) |
住所 | 東京都墨田区横網1-4-1 地図はコチラ |
料金 | 有料 一般 600円、大学生・専門学校生 480円、高校生・中学生(都外)・65歳以上 300円、中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料 |
営業時間 | 営業時間あり |
定休日 | 月曜日 |
公式・関連サイト | 江戸東京博物館 |
アクセス(電車) | 両国駅(JR総武線から 徒歩約3分 両国駅(都営地下鉄大江戸線)から徒歩約1分 |
アクセス(バス) | |
アクセス(車) | |
備考 |
ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
ライターWebサイト |
夜景写真家 中村勇太公式サイト 夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太 |
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配信日 | 2022年01月12日 14:40 |
更新日 | 2022年01月20日 15:40 |