こんばんは!夜景写真家の中村勇太です。みなさん、台湾の夜景はご覧になったことはありますか?台湾の夜景は台北101など近代的な雰囲気の夜景から、日本統治時代の建物のライトアップなど日本に通ずる夜景を楽しめ、日本人にこそ見て欲しい夜景が各地に点在しています。また、どこか懐かしいレトロな雰囲気が感じられる夜景も台湾夜景の魅力の1つです。その代表的なスポットが九份です。九份は日本人観光客にも人気のエリアです。商店が建ち並ぶメイン通り、基山路などを歩いているといたる場所から日本語が聞こえてきます。そんな九份には日本に関連するある噂があります。それは、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台なのではないか?というものです。確かに九份のノスタルジックな街並みは映画のシーンに共通するものを感じます。この噂に関連してか、九份の商店のいたる場所に千と千尋の神隠しに関連するグッズが並んでいます。しかし、この噂は宮崎駿監督により否定されています。この噂は正しくないということです。それでも九份は風景にグルメ、歴史など魅力エリアであることは間違いありません。
ところで、九份と言えばある風景が浮かびませんか?斜面に建物が並び、提灯が点灯するあの風景。台湾の観光雑誌等でも紹介されているあの風景です。あの風景、どこから見られるか興味ありませんか?今回は、九份の"あの"風景を鑑賞、撮影できる「海悦楼茶坊」をご紹介します。
九份一のあの風景を鑑賞できる場所は豎崎路沿いにある有名な茶屋「阿妹茶樓」の向かい側にあります。その名は「海悦楼茶坊」。お茶や食事が楽しめるレストランです。
海悦楼茶坊の入口付近の様子。入口でスタッフの方から人数を聞かれます。海悦楼茶坊を訪れるお客さんは夜景を目当てに訪れる方が多いです。夜に訪れても入店できないことも珍しくありません。夜景が見える時間帯に併せて利用される方は、日中に早めの時間に一旦お店に足を運び受付で予約をしましょう。日本人であることが伝わると日本語が分かるスタッフの方が対応してくれます。
景色を楽しみたいなら断然、テラス席がお勧めです!室内席でもテラスにでることはできますが、景色をじっく見ながら食事を楽しみたい方はテラス席希望であることを予約時にスタッフの方にお伝えください。
今回は日の入り1時間前に入店しました。もちろんテラス席をチョイス。注文した料理が運ばれてきました。
海鮮鍋を注文。鍋料理は台湾では定番です。
日が落ちると徐々に九份の街に明かりが灯ります。特に向かいの阿妹茶樓の店内から漏れる温かな明かり、そして九份名物の提灯がノスタルジックな雰囲気を演出しています。
海の方向に広がるのは夕焼け空。海岸線沿いの明かりも徐々に灯り始めました。この九份の山と海が広がる景色は台湾の228事件を描いた映画「悲情城市」のワンシーンを思い出します。九份が有名な観光地になったのはこの悲情城市の上映がきっかけですよ。
テラス席は各階にあります。今回、私が案内されたのは下の階でしたので、上の階のテラスにお邪魔しました。上の階はより視界が広いです!斜面の隅々にまで建物がひしめき合い、歩道が延びる光景は九份が坂の街であることを実感させられます。やはり九份は昼間と夜とでは別世界。九份を訪れる方は昼間から夜への変化に注目してほしいです。九份は非常に天気が変化しやすい地です。傘を用意し、時間に余裕があるなら雨が止むまで粘ってみましょう。私も、日中に雨が降る中粘り、夜には見事な夜景を目にすることができた経験があります。是非、日本では見られない九份のノスタルジックな夜景をお楽しみください!
※営業時間等が変更となっている可能性もございます。
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スポット名 | 豎崎路(九份)(すぅちーるぅ(きゅうふん)) 夜景スポットページはコチラ |
住所 | 新北市瑞芳區九份豎崎路31號 地図はコチラ |
ジャンル | 郊外夜景、山・丘、ライトアップ、 |
料金 | 無料 |
営業時間 | |
定休日 | なし |
公式・関連サイト | 台北人気観光名所 九份老街-昔懐老街-瑞芳区 | New Taipei City, Taiwan |
アクセス(電車) | |
アクセス(車) | |
備考 |
ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
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夜景写真家 中村勇太公式サイト 夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太 |
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配信日 | 2023年05月22日 19:07 |
更新日 | 2024年01月21日 17:07 |