こんばんは!夜景写真家の中村勇太です。私が夜景を撮影するテーマの1つに「夜景×富士山」があります。特に、東京都心や千葉など一見富士山が絡みにくい場所で都市夜景に富士山を絡めた夜景写真を狙います。今回はご紹介するのは横浜みなとみらい21地区のシンボルである大観覧車「コスモクロック21」から撮影する富士山夜景です。
全高112.5mの世界最大の時計機能付き大観覧車は見上げると迫力があります。
今回の撮影場所はコスモクロック21のゴンドラ内です。なんと、ゴンドラから富士山が見えるのです!意外ですよね。ただ、ここから富士山夜景を狙うにはポイント3つあります。
1つ目は富士山が見える天候かどうかです。折角撮影ポジションについても、富士山が見えなくては目的が果たせません。天気予報を確認するのは大事ですが、私は「GPV」をオススメします。雲の量、動きが確認できるので便利です。
2つ目は撮影の時間帯。日の入り時間直後など撮影時間が早すぎてもまだ街明かりが少なく、逆に遅すぎると富士山が目立ちません。私は日の入り30分~45分後辺りをオススメしています。街の光量と富士山の見え具合が丁度良いからです。
そして最後のポイント、それはゴンドラに乗り込むタイミングです。ゴンドラが一周する中で、ゴンドラ内から富士山が見えるタイミングは乗車後約10分の位置です。常に富士山が見える訳ではないのでご注意ください。乗車までの待ち時間はその日によって異なります。今回の取材時は20分待ちでしたが、場合によっては1時間近く待つこともあります。目安の待ち時間は掲示されているので、それも計算して列に並ぶようにしましょう。
ゴンドラに乗り込んだら撮影の準備に入ります。撮影に必要なものはカメラに加え、映り込み防止の道具です。今回は「忍者レフ」を活用。
撮影情報:Canon EOS R6m2、16mm、絞り優先、1/60秒、F4、ISO3200、露出補正-1、手ブレ補正ON
乗車後7分の位置で撮影します。まだ富士山は見えません。この後、横浜ランドマークタワーの右側に富士山が見えてきます。
手持ち撮影でシャッタースピードに気をつけないとブレやすいシーンではあるので、シャッタースピードや撮影した写真がブレていないか、その場ですぐ確認した方が良いです。
撮影情報:Canon EOS R6m2、16mm、絞り優先、1/40秒、F4、ISO3200、露出補正-0.7、手ブレ補正ON、Adobe Lightroomでノイズ軽減処理有り
そして、乗車後10分の位置に到達。ここで富士山が見えました!どんどん撮影。富士山をバッチリ捉えました。富士山がそこまで目立たず、言われてみないと富士山の存在に気づかない方もいるかと思いますが、私はさりげなくても富士山を入れる夜景写真を狙っています。みなさんにもそれぞれ撮りたい夜景写真があるかと思いますが、今回の撮影方法も参考にしてみて下さい!
※営業時間等が変更となっている可能性もございます。
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スポット名 | コスモクロック21(こすもくろっく21) 夜景スポットページはコチラ |
住所 | 神奈川県横浜市中区新港2丁目8−1 地図はコチラ |
ジャンル | 都市夜景、 |
料金 | 有料 900円(3歳以上) |
営業時間 | 平日 11:00~21:00 土・日曜・祝日 11:00~22:00 ※時期により営業時間が異なる |
定休日 | なし |
公式・関連サイト | 大観覧車「コスモクロック21」 | よこはまコスモワールド |
アクセス(電車) | JR根岸線・市営地下鉄「桜木町駅」より約10分 みなとみらい線「みなとみらい駅」より約2分 |
アクセス(車) | |
備考 |
ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
ライターWebサイト |
夜景写真家 中村勇太公式サイト 夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太 |
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配信日 | 2024年04月01日 21:30 |
更新日 | 2024年04月01日 22:51 |