アートとテクノロジーの祭典 「DIG SHIBUYA (ディグシブヤ) 2025」が本日、2025年2月8日(土)からスタートしました。初日に披露されたのがドローンショー「DIG SHIBUYA DG DRONE SHOW」です。投入されるドローンの数はなんと2,200機。もちろん、国内最大級の規模であり、開催前から期待の声が上がっていました。
▲オープニングイベントの様子
ドローンショーの公演に先立ち、代々木公園イベント広場付近に設けられた会場にてオープニングイベントが行われました。ステージには左から、潤間大仁氏(総合演出)、株式会社レッドクリフ代表取締役 佐々木孔明氏、渋谷区長 長谷部健氏、株式会社デジタルガレージ 代表取取締役 兼 社長執行役員グループ CEO 林郁氏、ミュージシャン 小室哲哉氏、音楽プロデューサー 日向大介氏、Digital Creator James Bigtwin氏が登壇。
長谷部渋谷区長はイベントを通じて「渋谷に集う仲間と共に、新しい価値文化を発信していくことを目指している」という想いや「都会でドローンを飛ばすことには多くのハードルがあったが、多くの人の協力で実現できた」と関係者への感謝の気持ちを述べました。
株式会社デジタルガレージの林郁氏は、「アメリカのサウス・バイ・サウスウエストのような日本版を作って形にしていくために、シンボリックなイベントをやるべき」と企画の経緯やドローンショーのプログラムの内容について話しました。
Digital Creator James Bigtwin氏はドローンショーのプログラム内にも登場する「DiGi8(デジハチ)」を制作したチームのメンバーで、デジハチの解説や日本への感謝の想いを語りました。
ミュージシャンの小室哲哉氏は、企画への参加の経緯や「渋谷の空にドローンが飛ぶことは記念すべき日であり、素晴らしい渋谷が始まるだろう」と話し、ドローンショーに期待する想いを話しました。
音楽プロデューサーの日向大介氏は、渋谷で情報を発信することの重要性や「空に自分の音楽を流せることはなかなかないので楽しみ」と話しました。
株式会社レッドクリフ代表取締役の佐々木孔明氏は「日本史上最大のドローンショーを渋谷で開催できることを光栄に思っている」と今回のドローンショーの規模の大きさやドローンショーへの想いを語りました。
総合演出を担当された潤間大仁氏は、「ドローンの今できるすべての表現力を結集したような作品」と、今回のドローンショーの特別さについて語りました。
そして、18時35分よりドローンショーがスタートしました。ドローンショーは音楽と共に繰り広げられます。まず夜空に描いたのは「DIG SHIBUYA DG DRONE SHOW」のイベントタイトルです。そして「SHIBUYA」の文字をスクランブル交差点が囲みます。
みなさんお馴染みの渋谷の街並みが登場。音楽に合わせて、カラフルに煌めきます。
このたくましい龍は日本画で有名な「墨龍(ぼくりゅう)」。天に昇っていく姿は神秘的。
UFOが登場し・・・
姿を現したのはデジハチ。陽気な姿が愛くるしいですね。
ここから「GetWild」に合わせた演出がスタート。渋谷の街をデジハチが疾走。
続いてペンギンが登場。渋谷の街を可愛らしく歩いたり、水に飛び込む様子を表現。
大きな球体が登場。これは地球ですね。
5大陸が移動してつながり大きな1つの大陸となり「Pangaea」ができあがりました。約15分間のドローンショーが終わると、歓声と拍手が起こりました。
今回のドローンショーは、日本最大級の2,200機による表現で壮大さを感じたのはもちろん、「墨龍」という日本の伝統や、日本を代表する街「渋谷」、「デジハチ」から感じるキャラクターやデジタルといった日本を象徴する様なイメージがふんだんに活かされた演出であると感じました。これからの渋谷、そして日本のエンターテインメントの進化にますます期待が高まります。
ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
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夜景写真家 中村勇太公式サイト 夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太 |
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配信日 | 2025年02月08日 20:40 |
更新日 | 2025年02月09日 09:46 |