台湾・台北市で2026年10月10日(土)、双十国慶日を祝う「2026台北101國慶展演」が開催されました。台湾を代表する超高層ビル「台北101」を舞台に、花火と600機のドローン、建物のライトアップやレーザー光線を組み合わせた約14分間のショーが繰り広げられました。夜景FAN編集部では、今回のイベントを現地取材しました。
台湾では毎年10月10日が「国慶日」とされ、1911年10月10日に始まった辛亥革命の武昌起義を記念する祝日となっています。「双十節」とも呼ばれ、各地で記念式典や祝賀行事が開催されます。
台北101の花火といえば、毎年大晦日から元日にかけて行われるカウントダウン花火が世界的に有名ですが、近年は国慶日の花火も注目を集めています。台北101では2024年から国慶日の祝賀花火が行われ、今年で3年目。花火だけでなく、ドローンによる演出も楽しめる特別なイベントとなっています。
今回、夜景FAN編集部が撮影場所に選んだのは、台北101の北側に位置する台北市政府前の市民広場です。台北101とドローンショーを間近で眺められるスポットです。
ショーの開始前から会場周辺には多くの人が集まり、広場では地面に座って開始を待つ人々の姿が見られました。台湾の旗(中華民国国旗)が掲げられた街並みも、国慶日ならではの雰囲気を演出していました。
また、台北市政府周辺では、三脚を構えて撮影の準備を進めるカメラマンの姿も数多く見られました。台北101の花火とドローンショーを一枚の写真に収めようと、多くの撮影者が集まっていました。
22時の開演が近づくと、台北101の建物にカウントダウンの数字が映し出されました。そしてカウントダウン後、台北101から色鮮やかな花火が打ち上がり、ショーがスタートしました。
今年のテーマは「ONWARD TAIWAN 一起點亮台灣」(台湾とともに前へ、一緒に台湾を照らそう)。ショーは約1分間のオープニング花火で幕を開け、続いて約10分間のドローンショーが展開されました。最後は約3分間の花火がフィナーレを飾り、全体で約14分間にわたる演出となりました。
今回のドローンショーでは、前年の500機から100機増えた600機が登場。「世界聚焦」(世界から注目される台湾)、「思想茁壯」(思想が育つ)、「芋見自由」(自由に出会う)、「攜手向前」(手を取り合って前へ)、「自由幸福」(自由と幸福)の5つのテーマに沿った演出が披露されました。
夜空には台湾の形や「自由幸福」の文字などが浮かび上がり、台湾の自由や多様性、団結、未来への希望を表現。建物から打ち上がる花火とドローンが同じ視界に収まる、台北101ならではの華やかな光景が広がりました。
中でもユニークだったのが「芋見自由」をテーマにした演出です。ドローンが描いたのは、台湾の食文化を象徴する火鍋。台湾では、火鍋にタロイモ(芋頭)を入れるかどうかが話題になることがあります。こうした身近な好みの違いを題材に、自由に意見を交わせる社会の大切さを表現しました。
台北101の花火といえば年越しのカウントダウンが有名ですが、今回の国慶日の演出も、それに劣らない魅力を感じさせるものでした。花火の迫力だけでなく、台湾の文化や人々の価値観を映し出すドローンショー、そして開始を心待ちにする観客の熱気も印象に残りました。
台湾の夜景は、冬のイルミネーションや年越し花火だけではありません。季節ごとの祭りや行事によって、街は普段とは異なる表情を見せてくれます。今回の取材を通じて、台湾には一年を通して楽しめる多彩な夜景の魅力があることを、改めて実感しました。
MONTHLY EVENT — 会いに行ける夜景メディア
夜景FAN編集長と一緒に、夜景を撮りに行きませんか?
夜景写真家・中村勇太が直接レクチャーする毎月開催の夜景撮影会。初心者歓迎・スマホ参加OK。
撮影会の詳細・申し込み
中村勇太
夜景写真家/夜景ジャーナリスト日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。
夜景撮影、執筆、解説・ガイド、講師、イベントの企画・監修
日本テレビ「ZIP!」「ヒルナンデス!」、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」「じゅん散歩」、NHK「ひるまえほっと」など
| 配信日 | 2026年10月11日 04:02 |
| 更新日 | 2026年10月11日 04:45 |
夜景FAN編集部 電話046-289-3258(営業時間10:00~17:00)
夜景FANは日本夜景オフィス株式会社が制作・運営しております
Copyright© 2026 YAKEI FAN. All Rights Reserved.