「夏のアートアクアリウム2026 −金魚と巡る、日本の夏−」が、アートアクアリウム美術館 GINZA(東京都中央区)にて2026年6月26日(金)から開催されています。今年は新たに3エリアが初公開され、夏らしさと新鮮さが増しました。実際に現地に足を運び取材をしてきましたので、各作品を順にご紹介します。
日本の伝統玩具「手毬」をモチーフにした水槽作品
日本の伝統玩具「手毬」をモチーフにした作品です。多彩な糸で織られた紋様の合間から金魚たちの優美な姿を見ることができます。18の手毬が踊るように壁一面を飾る空間は、和の趣と水槽アートが溶け合った独特の雰囲気を持っています。
建築家・隈研吾氏とのコラボレーションによる「金魚の石庭」
建築家・隈研吾氏とのコラボレーション作品です。日本庭園から水や花、樹木などの要素を極限まで削ぎ落とした「石庭」を、金魚が泳ぐ水の塊で表現しています。波のように流れる竹のインスタレーションが融合し、静謐でありながら生命感のある空間が広がっています。
金魚をじっくりと鑑賞できる「新金魚品評」
背の低い四角形の水槽の中を優雅にゆったりと泳ぐ金魚を、水面まで顔をのぞかせた状態で上から眺めて鑑賞する作品です。側面の装飾には着物の帯が用いられており、金魚の無限の可能性を感じ取れる空間となっています。
ネオンアートと融合した「NEO花魁」
アートアクアリウムを代表する大型水槽作品「花魁」を、ネオンアートで演出した作品です。鮮やかな光で色彩を表現し、伝統と現代ポップアートを融合させた、これまでにない光のアート作品です。
鳥居をモチーフにした列柱水槽が続く「金魚の参道」
金魚が泳ぐ水槽で参道を表現し、神秘的に演出したエリアです。光・音・香が融合するインスタレーションとなっています。鳥居をモチーフにした列柱の水槽群が連なる光景は別世界への入口のようで、その先に続く幻想的な空間へと自然と足が向きます。
御影石の灯籠と金魚が融合した「金魚の石灯籠」
神社仏閣に灯りをともす石灯籠をアレンジした作品です。日本を代表する石材「御影石」を用い、灯籠の火袋部分を水槽として仕立てています。その中を泳ぐ金魚はまるで灯火のように揺らめき、和の情緒が静かに漂います。
没入感のある「金魚が描く江戸景色」
今夏初公開となる新作エリアです。「金魚が描く江戸景色」をテーマに、日本古来の屏風絵や歌川国芳の浮世絵のコラージュによる映像が投影されています。舞台上には高さ約2m、横幅約7mにもなる屏風水槽がそびえ立ち、観覧舞台として仕立てられた空間で金魚たちが優雅に泳ぐ様子を目の当たりにできます。投影される映像が次々と変化するため、長く見続けていられる没入感があります。
水の流れと金魚が織りなす「金魚の滝」
淡い光の中、波打ちながら重層的に連なる水の壁が印象的なエリアです。静かに流れ落ちる水はまさに「金魚の滝」と呼ぶにふさわしい景観で、滝の裏側に回ると舞い泳ぐ金魚を目の前で見ることができます。正面とは異なる視点で金魚を楽しめる、ユニークな作品です。
無限の広がりを感じる「金魚の回廊」
カラフルに輝く金魚の列柱に足を踏み入れると、無限に広がるような空間が現れます。寺社建築に見られる回廊を表現した空間型の作品で、和柄で装飾された台の上からのぞき込むと、下方向への空間的な広がりも体験できます。
今夏はさらに数百の風鈴が飾られています。木ノ本漆器店の職人が一つひとつ手作りで絵付けした「ぎやまん風鈴」が幾重にも重なり合い、視覚だけでなく聴覚でも涼を感じられる空間になっています。
日本の伝統美とアートが融合した「江戸切子品評」
日本の伝統美とアートが融合した「江戸切子品評」です。美しい江戸切子の水槽を優雅に泳ぐ金魚たちは、伝統のカットガラスと命の躍動が重なり合い、繊細な光の芸術を形成しています。職人の技が光るカットワークと水と光が織りなす造形美は、会場ならではの見ごたえがあります。
珍しい品種を一堂に紹介する「金魚蒐集」
ふだんなかなか目にすることのない珍しい品種を中心に、種類ごとにアートギャラリーのように展示するエリアです。ライティングの演出とともに金魚をさまざまな角度から観察でき、金魚そのものの美しさや個性を丁寧に見せてくれます。
金魚と花が共演する「花魁花舞(HANAMAI)」
水槽作品「花魁」が並ぶ空間をさまざまな花で埋め尽くした空間作品です。金魚と花が織りなす優美で彩り豊かな景色が広がり、花に囲まれた没入感はアートアクアリウムならではのシーンのひとつです。
巨大金魚鉢作品で圧倒させられる「超花魁 -結-」
銀座では初公開となる今夏の注目作品です。地方展で人気を集めた「超花魁」が「超花魁 -結-」として登場しました。主水槽を16個の水槽が囲む、直径約4.8m、高さ約2.5mの巨大金魚鉢作品で、鮮やかな光と音の演出が幻想的な江戸の世界観を現代に蘇らせています。
館内は金魚と光、そして日本の伝統文化が折り重なるエリアが続き、ひとつひとつの作品に独自のコンセプトが込められています。「金魚屏風の間」「超花魁 -結-」「江戸切子品評」の今夏初公開3エリアを中心に、夏ならではの演出が加わった「金魚の回廊」など、この季節に足を運ぶ価値のある展示内容となっています。開催は2026年9月30日(水)までです。
| イベント名 | 夏のアートアクアリウム2026 −金魚と巡る、日本の夏− |
| 会場 | アートアクアリウム美術館 GINZA(東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越新館8階/入口は9階) |
| 開催期間 | 2026年6月26日(金)〜9月30日(水) |
| 開館時間 | 10:00〜19:00(最終入場 18:00)※変更になる場合あり |
| 料金 | 一般 WEBチケット 2,500円 / 当日券 2,700円 学生(中学・高校・大学・専門)WEBチケット 2,200円 小学生以下:一般または学生1名につき小学生以下2名まで無料 |
| 公式サイト | アートアクアリウム美術館 GINZA公式サイト |
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MIKI
ホテル夜景ガイド横浜や東京を拠点に活動するカメラマン&ライター。EOS R6 Mark IIをメイン機に、ホテルや観光スポット、夜景など幅広いシーンを精力的に取材・撮影している。繊細な光の表現を得意とし、ピンクリボンかながわフォトコンテスト(2025年)では企業賞を受賞。自身のInstagramでも積極的に作品を発信中。
ホテル・グルメ・スポットレポート、執筆、撮影
| 配信日 | 2026年07月01日 13:03 |
| 更新日 | 2026年07月01日 15:32 |
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