誠品生活日本橋(東京都中央区)で2026年9月19日(土)、台湾の夜をテーマにしたトークイベント「夜になったら、台湾はもっと面白い。― 夜景写真家が語る台湾の夜」が開催されました。登壇したのは、台湾各地で夜景の取材・撮影を続ける夜景写真家の中村勇太氏。7月に開催された第1弾に続く第2弾で、今回も人気を集め、受付開始から数日で満席となりました。
同イベントは、誠品生活日本橋の7周年を記念して行われた24時間特別営業企画「台灣的一日生活誌|台湾の一日、暮らしの物語」のプログラムの一つとして開催。9月19日(土)10時から翌20日(日)10時まで、台湾華語やトークイベント、台湾グルメ、深夜の読書会、KTVなど、台湾の文化や暮らしに触れられるさまざまな企画が展開されました。
第2弾となる今回は、「夜になったら、台湾はもっと面白い。」をテーマに、台北や高雄といった都市の夜景から、地方都市、路地裏、離島まで、中村氏が実際に台湾各地を巡って撮影してきた写真とともに、さまざまな台湾の「夜」が紹介されました。
イベントではまず、台湾を代表する都市・台北をはじめ、新北、高雄などの夜景を紹介。台北101を望む都市夜景や九份、高雄の龍虎塔や三鳳宮など、それぞれの街で出会える多彩な夜景がスクリーンに映し出されました。
さらに、台湾各地に残る日本統治時代の建築にも注目。台南の林百貨や台北の総統府、新竹駅、旧台中駅など、100年以上の時を経た建築が現在も街の中で使われ、夜にはライトアップによって昼間とは異なる表情を見せることが紹介されました。
今回のトークでは、完成した夜景写真だけではなく、中村氏が台湾でどのように取材・撮影しているのか、その舞台裏も紹介されました。
朝は水煎包などの台湾グルメを味わい、昼間はカフェやコワーキングスペースで写真の現像や記事執筆などの仕事。夕方が近づくと天候を確認し、撮影場所によってはバイクを利用して移動します。初めて訪れる場所では日没より早く到着し、明るいうちに構図や撮影位置を確認してから夕景・夜景の撮影に臨むなど、台湾での実際の取材スタイルが紹介されました。
後半では、旅行先でも実践できる夜景撮影のテクニックを紹介。三分割構図、二分割構図、対角線構図、額縁構図など、スマートフォンと一眼カメラのどちらにも応用できる構図の考え方が、台湾各地で撮影された作例とともに解説されました。
スマートフォン撮影では、ナイトモードの活用や水面への映り込みを生かしたリフレクション撮影などを紹介。一眼カメラでは、手持ち撮影と三脚を使った長時間露光の使い分け、車のライトを光跡として写す方法、台湾らしい風景と花火を組み合わせる撮影方法など、夜景写真家ならではの実践的な撮影方法が紹介されました。
今回のトークで特に印象的だったテーマの一つが、中村氏が近年注目して撮影している「路地裏夜景」です。
店の灯りや家から漏れる光、路地に並ぶスクーターなど、観光名所ではない台湾の何気ない日常も、中村氏にとっては大切な夜景の一つ。有名な撮影スポットを目的地として訪れるのとは異なり、街を歩いている途中で偶然出会えることも路地裏夜景の魅力だと紹介しました。
展望台から眺めれば小さな点に見える街の明かりも、実際に路地を歩けば、その一つひとつの向こうに人々の暮らしがあります。「煌びやかな光だけが夜景ではない」という視点から、台湾の日常に息づく光の魅力が伝えられました。
トークは台湾本島だけにとどまらず、澎湖、金門、馬祖といった離島にも広がりました。
美しい海や玄武岩の景観で知られる澎湖、中国大陸の対岸に位置し戦地としての歴史を今に伝える金門など、それぞれ異なる文化や歴史、風景を持つ島々を写真とともに紹介。台北などの定番観光地だけでは見えてこない、台湾の奥深さにも触れる内容となりました。
都市のきらびやかな夜景から、歴史ある建築、何気ない路地の灯り、そして本島を離れた島々まで。今回のトークイベントは、「夜景」という視点から台湾を巡ることで、昼間の観光とはひと味違った台湾の魅力に触れられる内容となりました。
7月の第1弾に続き、今回も受付開始から数日で満席となった誠品生活日本橋での台湾夜景トークイベント。回を重ねるごとに紹介される台湾の「夜」の世界も広がっています。今後、誠品生活日本橋でどのような台湾の夜が紹介されるのか、次回以降の展開にも期待が高まります。
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撮影会の詳細・申し込み| 配信日 | 2026年09月21日 21:31 |
| 更新日 | 2026年09月21日 22:12 |
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