こんばんは!夜景写真家の中村勇太です。沖縄の風景と言えば、青い海と空が広がる絶景を思い浮かべる方が多いはずです。しかし、絶景に出会えるのは昼間だけではありません。沖縄は、少し高台に上がっただけでパノラマ夜景を俯瞰できるスポットが点在しております。また、アメリカ軍基地が多いという土地柄、アメリカの雰囲気を感じさせるネオン街も見どころです。今回は、沖縄らしさが感じられる夜景スポットをご紹介します!
沖縄にある数ある展望台の中でも、特に沖縄らしい雰囲気感じられるのが「浦添大公園」の展望台です。
那覇市の隣町「浦添市」。この街で市民の憩いの場として親しまれているのが「浦添大公園」です。日中は、家族連れで賑わう公園ですが夜は夜景を求めて多くのカップルが訪れます。公園に訪れると、目の前に現れるのは木製の大きな展望台。温もり溢れる雰囲気で、赤い瓦屋根が沖縄らしさを演出しています。
展望台の下からは、夜景はほぼ見えません。ワクワクしながら展望台へ上がると、視界は一気に開け展望台へ上がるまでは想像できない程のパノラマ夜景が広がっています。そのギャップに感動することでしょう!地上との高低差はそこまでないものの、遙か遠くまで夜景が見えるのも沖縄夜景の特徴です。公園の眼下には、交通量の多いバイパスが走っており「静」と「動」、メリハリのある夜景です。
西向きの眺望のため、特にマジックアワーの時間帯にオススメしたいスポットです。
住所 | 沖縄県浦添市伊祖115-1 |
営業時間 | 終日開放 |
入場料 | 無料 |
夜景スポット情報ページ | 浦添大公園(沖縄県の夜景) | 夜景FAN |
世界遺産に登録されている首里城。沖縄の代表的な観光スポットで、多くの方が訪れます。
首里城と言えば、日中に訪れるスポットというイメージが強いですが、日没後も楽しめるスポットであることはあまり知られていません。
ガイドブックでよく紹介されている首里城は、メインの建物である正殿です。正殿ばかりに目が行きがちですが、是非足を運びたいのが首里城の西側に位置する展望台「西のアザナ」です。ここからは、約180度広がる那覇中心市街方面の夜景を一望することができます。そして、後ろを振り向くとライトアップされた首里城を目にすることができ、「沖縄に来たんだなぁ」と実感させられます。
展望台はウッドデッキとなっており、程よく足元を照らしてくれるライティングは温もりがあり、デートにもピッタリな雰囲気です。
もう1つオススメしたいのが、首里城の下に位置する「龍潭池」です。池の奥に輝く首里城はまさに「天空の城」。まるで琉球大国の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができます。様々な角度から首里城を撮影してきましたが、ここがもっとも美しく見える場所と思っております。
日中は首里城の施設見学、日没後は首里城で夜景鑑賞というコースで是非スケジューリングしてみて下さい。
住所 | 沖縄県那覇市首里金城町1丁目2 |
営業時間 | 4月~6月 8:00~19:30 7月~9月 8:00~20:30 10月~11月 8:00~19:30 12月~3月 8:00~18:30 |
入場料 | 無料 |
夜景スポット情報ページ | 首里城西のアザナ(沖縄県の夜景) | 夜景FAN |
沖縄の夜景を俯瞰できるスポットはほとんど内地に点在していますが、島から沖縄本島の夜景を鑑賞できるスポットがあります。
那覇空港の南に浮かぶ小さな島「瀬長島」。島と言っても、本島と橋で結ばれ手軽に訪れる事ができます。島は小高い丘になっており、その丘に整備されているのが「瀬長島サンセットパーク」です。開放感溢れる園内からはオレンジ色に眩しく輝く那覇空港、そして空港に向かって次々と着陸する飛行機を鑑賞することができます。島の立地上、飛行機との距離が近く迫力があります。飛行機の撮影を狙ってカメラを構えた写真愛好家の姿も見られますが、それ以上に多いのは若いカップルです。
この公園はまだ出来たばかりで綺麗に整備されており、斜面は芝生が広がり開放感抜群!街灯も夜景鑑賞を邪魔しない適度な明るさで、居心地が良い空間となっています。多くのカップルが訪れているものの、園内は広々としているため混雑感はありません。
那覇空港とは目と鼻の先という立地上、帰りのフライト前にふらりと立ち寄るのもいいのではないでしょうか?
住所 | 沖縄県豊見城市瀬長 |
営業時間 | 終日開放 |
入場料 | 無料 |
夜景スポット情報ページ | 瀬長島サンセットパーク(沖縄県の夜景) | 夜景FAN |
沖縄はかつてアメリカによる占領、現在でもアメリカ軍基地が多数存在する環境から、アメリカ文化が入り交じった地域です。その特徴は夜景にも現れており、沖縄夜景の魅力を構成する1つとなっています。
北谷町にある「美浜アメリカンビレッジ」は、周辺にあるアメリカ軍基地の地域性が活かされています。一歩足を踏み入れるとアメリカの街並みが広がっており、気分はまるでアメリカ観光。彩度の高いカラフルなネオン、賑やかな音楽、行き交う人も皆楽しそうに盛り上がっており、テンションが上がります。シンボルとして輝く大観覧車の存在が、エリア全体をテーマパークの様な雰囲気を演出しています。
アメリカンビレッジで夜景をワイワイと楽しんだ後にオススメしたいのが、海側にある「北谷サンセットビーチ」です。雰囲気ががらりと変わり、こちらは波の音に癒やされるような心地よいエリア。海岸線沿いはほんのりと明るく優しい夜景に心安らぎます。
1エリアで派手な夜景と優しい夜景それぞれが楽しめるアメリカンビレッジ。夜景だけでなく、グルメをショッピングも楽しめるので1日過ごしても飽きませんよ!
住所 | 沖縄県中頭郡北谷町美浜字15-68 |
営業時間 | 施設による(観覧車の点灯時間は24時まで) |
入場料 | 無料 |
夜景スポット情報ページ | 美浜タウンリゾート アメリカンビレッジ(沖縄県の夜景) | 夜景FAN |
沖縄の厳選夜景。いかがでしたでしょうか?主に、沖縄本島南部の夜景スポットをご紹介させていただきました。標高の低いゆるやかな丘陵地が広がり、高低差が少なく、高い建物が少ないという特性上、少し高台に上がっただけで、遙か遠くまで夜景が望めるのが沖縄夜景の特徴です。昼間の絶景もご当地グルメも溢れる沖縄ですが、是非夜景にも注目してみてください!
ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
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夜景写真家 中村勇太公式サイト 夜景FAN | 夜景写真家・フォトグラファー 中村勇太 |
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配信日 | 2021年06月06日 17:46 |
更新日 | 2021年06月08日 09:58 |