こんばんは!夜景写真家の中村勇太です。夜に空を見上げた際、満月など綺麗な月を見つけると写真に収めたくなりますよね。ですが、いざ撮影してみると、ブレてしまったり、月が真っ白に写ってしまうなど、なかなかうまく撮れずに、諦めてしまった方も少なくないはずです。「月撮影は難しい」。そう思われる方も多い様ですが、決して難しい訳ではありません。必要機材を用意し、設定のコツさえ抑えておけば、誰でも月を綺麗に撮影できます。今回は一眼レフとミラーレス一眼をメインに撮影のコツをご案内します。なお、スマホでの月撮影のコツは以下のページをご覧下さい!
スマホで月を綺麗に撮る方法!iPhone・Androidで試せる設定をご紹介
一眼レフとミラーレス一眼での撮影の際は、レンズは200mm以上の望遠レンズがあると良いです。月の表面の表情まで写すことができます。
満月は見た目以上に明るく、実は機材さえ揃っていれば撮影難易度は難しくありません。今回撮影に使用した機材は「CANON EOS 6D」と「CANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」、三脚、レリーズです。ボディに望遠レンズを装着して三脚に取り付けます。フレーム内の中心に月を配置。普段、オートモードで撮影されている方も多いかと思いますが、月の撮影のシーンではカメラ側が暗いシーンと判断し、必要以上にシャッタスピードを長く、高感度の設定を選択してしまい、月が白飛びするほど明るく、月がブレる写真となってしまうことがあります。満月の撮影の際は、月が明るいのでシャッタースピードは速く、低感度の設定で撮影します。その設定を固定するために、マニュアル撮影モード(Mモード)を選択します。シャッタースピードは1/200秒。ISO感度は100。撮影して、月が暗いようであればISO感度を200、400と上げてみます。シャッターボタンを押す際にブレやすいので、レリーズ(リモートシャッター)の使用をオススメします。
撮影モード | マニュアル(Mモード) |
シャッタースピード | 1/200秒 |
ISO感度 | 100~400 |
フォーカス | マニュアル |
手ぶれ防止機能 | OFF |
上記の設定で撮影した写真がこちら。トリミングをして仕上げています。月の表面、クレーターもしっかり写せました。シャッタースピードが速いので、手持ちでも撮れなくはないですが、少しでもシャープに撮るなら三脚を使った方がいいでしょう。もし手持ちで撮影するなら、手ぶれ防止機能をONにしてください。
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ライター名 | 夜景写真家 中村勇太 |
プロフィール | 日本夜景オフィス株式会社代表取締役。日本と台湾を取材する夜景写真家。夜景コンサルタント®。夜景情報サイト「夜景FAN」編集長。夜景撮影セミナー講師、ガイド・解説、テレビ・ラジオ番組出演、記事執筆、企画監修等、夜景に関することであれば何でもお任せ下さい。 |
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配信日 | 2023年07月03日 01:17 |
更新日 | 2023年07月04日 18:40 |