台湾では現在も台湾全土の警戒レベル2が維持されています。2022年3月7日より隔離期間はこれまでの14日から10日に短縮されました。また、ビジネス目的の入国も再開しました。ビジネス目的の場合は、視察や投資、契約などの活動に従事する場合に限られ、特別入国許可を申請する必要があります。
観光目的での入国見込みは立っていませんが、今回のビジネス客入国再開をきっかけに徐々に正常化に近づくことが望まれています。1日も早く、日本人の方は台湾で夜景鑑賞や観光ができることを願っています。
2022年2月15日現在、入国制限により外国人観光客の訪問がなく閑散としている観光地も見られます。普段の生活では、大きな混乱もなくいつもとそれほど変わらない日常が戻っています。台湾全土に警戒レベル2が適用され 外出時はマスクの着用が求められます。お店やイベント会場、駅など公共施設に入る際はQRコードをスマホで読み込み訪問記録を残す運用が行われています。また、入店時はアルコール消毒や体温測定が実施されています。
2022年3月12日現在、台湾へ入国できる人は台湾国民や台湾国民の配偶者及び未成年の子供、台湾の居留証を持つ者、に限られています。台湾国民の配偶者及び未成年の子供でも居留証を保持していない者は、台北駐日経済文化代表処にて居留ビザ、もしくは停留ビザの申請が必要となります。
対象 | 状況 |
台湾国民(台湾パスポート保有者) | 入国可能 |
台湾国民の配偶者及び未成年の子供 | 入国可能 |
緊急時や人道的な理由による入国許可保有者 | 入国可能 |
台湾外国人居留証保有者 | 入国可能 |
ビジネス目的 | 特別入国許可を申請することで入国可能 ※2022年3月7日から再開しました |
観光目的 | 入国不可 |
2022年2月15日現在の情報
日本から台湾への渡航・入国の流れをご紹介いたします。
台湾の居留証を保持していない方は、台北駐日経済文化代表処でビザの申請を行います。ビザ申請の際に、航空券の予約情報を求められる場合がありますので、その際は先に航空券の手配を行って下さい。
ビザの種類によって求められる書類が異なるため、詳細は台北駐日経済文化代表処に確認を行って下さい。
航空券の手配を行います。台湾入国後、ホテルのチェックイン時間まで空港で待機することはできません。例えば台湾に午前中に到着し、ホテルのチェックインが15時だった場合、空白の時間が生まれてしまいこれは認められません。ホテルのチェックイン時間、空港からホテルまでの移動時間を考慮し、ホテルチェックイン時間以降にホテルに到着するようにスケジュールを調整してください。
隔離に利用するホテルは台湾政府指定の場所に限られています。隔離期間中は部屋から出ることは許されません。長時間過ごす部屋となりますので、窓や浴槽の有無など部屋の設備を確認してください。また、ホテルや部屋によっては外国人の受け入れの可否も条件として含まれている場合もあるのでご注意ください。
参考サイト:ホテル予約サイト「AsiaYo」
台湾入国の際に、搭乗前2日以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要です。証明書は中国語、もしくは英語で記載される必要があります。対応するクリニックで受診と発行を行ってください。
参考サイト:チームメディカルクリニック新宿
台湾入国前に事前に入国検疫システム(入境檢疫系統)に登録する必要があります。専用ページにて、パスポート番号や滞在先、電話番号などの入力を行います。ここで入力する電話番号は、入国後に体調報告などで利用するため、台湾でも利用可能な電話番号を入力する必要があります。
参考サイト:入境檢疫系統
空港に到着後、抗原検査を実施します。混雑状況によっては時間がかかりますが、検査自体はすぐに終わります。検査結果は、入国検疫システムに登録した電話番号にショートメールで通知されます。
空港から隔離ホテルまでの移動に公共交通機関は利用できません。空港に専用のタクシー乗り場が用意されています。乗り場に並び、隔離ホテルの住所を伝えて移動します。
隔離ホテルに到着して入室後は部屋から出ることはできません。指定の隔離期間を部屋で過ごします。
隔離ホテルで指定の隔離期間を過ごしホテルからチェックアウトすることができます。隔離期間終了後は自主健康管理期間が設けられています。自主健康管理期間は買い物に出かけることはできますが、イベントへの参加、人が密集する場所に行くことはできません。
現在、台湾では入国後に隔離期間が設けられています。いずれの場合も、入国日は隔離期間に含まれません。14日間隔離の場合は、入国日を含めると15日泊ホテルに滞在する必要があります。チェックアウト日も含めると15泊16日の隔離生活となります。
2022年2月24日の中央感染症指揮センターの会見で、隔離期間が10日間に短縮されることが発表されました。隔離期間終了後は7日間の自主健康管理期間が設けられています。
隔離期間 | 10日間の隔離 ※入国日を0日目として11日間隔離場所に滞在する必要があります |
隔離場所 | 政府指定の隔離ホテル、自宅や親族、友人宅 ※自宅や親族、友人宅の場合は1人1戸の条件を満たす必要があります。 |
春節の帰省に合わせて以下の3プランから選択できます。防疫ホテルは政府が指定したホテルに限られます。いずれのプランの場合で隔離期間終了後は7日間の自主健康管理期間が設けられており、行動が制限されます。
プラン | 条件と隔離期間 |
Aプラン | 防疫ホテルで14日間 |
Bプラン | 防疫ホテルで10日間+在宅で4日間 |
Cプラン | 防疫ホテルで7日間+在宅で7日間 ※Cプランに場合は新型コロナウイルス感染症ワクチンの2回接種が完了し、接種から14日間経過している必要があります。 |
実際に台湾に渡航して隔離ホテルで隔離生活を経験した夜景FANの中村勇太が隔離生活の様子をご紹介しています。以下のページをご覧下さい。
関連ページ:台湾入国後の隔離ホテルの費用、予約方法、食事を隔離経験者が解説! | 夜景FANマガジン
台湾では新型コロナウイルスの拡大状況に合わせて、警戒レベルが指定、発令されます。
適用条件 | 海外からの輸入症例により、市中感染が発生 |
マスク着用 | 人が多く集まる場所、公共交通機関でマスク着用 |
規制内容 | 体温測定や消毒を実施、社会的距離の確保 |
適用条件 | 感染経路不明の症例が発生 |
マスク着用 | マスク着用に協力しない場合は罰金 |
規制内容 | 屋外500人以上・屋内100人以上の集会を禁止 必要に応じてレジャー施設や公共施設を閉鎖 |
適用条件 | 週3件のクラスターまたは感染経路不明の感染が1日10症例以上発生 |
マスク着用 | 外出時は常時着用 |
規制内容 | 屋外10人以上・屋内5人以上の集会を禁止 クラスター発生地域で検査実施 |
適用条件 | 台湾域内感染が14日間に1日平均100症例以上、かつ半数が感染経路不明の場合 |
マスク着用 | 屋内でもマスク着用 |
規制内容 | 全ての集会を禁止、休校・出勤停止、感染状況が深刻なエリアのロックダウン |
中央感染症指揮センターが新型コロナウイルス感染者数や死者数をほぼ毎日発表しています。
累計感染者数 | 6,211,093人 |
累計死者数 | 10,794人 |
2022年9月24日現在の情報
参考サイト:衛生福利部疾病管制署
台湾ではアストラゼネカ、モデルナ、ファイザー、高端、BioNTech、Novavaxのワクチンが接種されています。接種率は以下の通りです。
回数 | 接種率 |
1回目 | 93.54% |
2回目 | 87.49% |
3回目 | 73.06% |
2022年9月23日現在の情報
参考サイト:衛生福利部疾病管制署
台湾に滞在中の外国人も台湾でワクチン接種をすることが可能です。現在、台湾滞在中の夜景AN編集長中村勇太が現地でワクチン接種を行った際の状況を以下のページで紹介しております。
関連ページ:台湾でのワクチン接種 外国人の接種・予約方法、必要書類など | 夜景FANマガジン
ライター名 | 夜景FAN編集部 |
プロフィール | 夜景FAN編集部のスタッフ。夜景FANでは日本各地の夜景スポット情報、夜景ニュース、イベント情報を発信。都市夜景や工場夜景、イルミネーション、ライトアップ、花火、ドローンショーなど幅広いジャンルに対応。 |
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配信日 | 2022年02月11日 12:11 |
更新日 | 2022年09月25日 13:51 |